競馬における「たて目」とは?

競馬における「たて目」とは?

競馬を知りたい

先生、「タテ目」って競馬用語でよく聞きますが、どういう意味ですか?

競馬研究家

いい質問だね。「タテ目」は、連勝複式でよくあるケースで、例えば1番と2番、1番と3番の組み合わせで馬券を買ったとしよう。ところが、1番の馬が来なくて、2番と3番の組み合わせで決着した場合、この2番と3番の組み合わせを「タテ目」と言うんだ。

競馬を知りたい

なるほど。1番が来なかった場合の、2番と3番の組み合わせ…つまり、自分が買った馬券の組み合わせの中で、軸となる馬が来なかった場合に残った組み合わせが「タテ目」なんですね。なんとなくわかりました。

競馬研究家

その通り。自分が選んだ馬が1頭も来なかったのに、残りの馬の組み合わせで決着してしまう、少し悔しい結果のことを指す場合が多いね。「タテ目を食らう」と言うように使われるよ。

タテ目とは。

競馬の用語で「タテ目」というものがあります。これは、連勝複式という勝ち馬を順番に予想する馬券で、例えば1着と2着、1着と3着の組み合わせで馬券を買ったとします。ところが、実際には1着の馬が来なくて、2着と3着の馬が入賞した場合、この2着と3着の組み合わせを「タテ目」と言います。「タテ目を食らった」というように使われます。

たて目の意味

たて目の意味

競馬では、1着と2着の馬を順番を気にせず当てる馬券を連勝複式馬券といいます。この馬券でよく起こる、悔しいけれど少し嬉しい、不思議な現象を表す言葉が「たて目」です。「たて目」とは、自分が買った馬券の組み合わせの中で、軸となる馬が来なかったにも関わらず、残りの馬同士で1着と2着が確定した時のことを指します。

例えば、1番の馬と2番の馬、1番の馬と3番の馬の組み合わせで連勝複式馬券を買ったとしましょう。この場合、1番の馬が軸馬です。軸馬である1番の馬が3着以下になり、2番の馬と3番の馬が1着と2着になったとします。この時、軸馬が来なかったにも関わらず、自分が買った残りの馬同士で決着がついたことになります。これが「たて目」です。つまり、「たて目」は軸馬が外れたにも関わらず、偶然にも他の組み合わせで的中してしまった状態を指します。

「たて目を食らった」という表現をよく耳にしますが、これは複雑な感情を表しています。軸馬が来なかった時点で、馬券は外れたと思い込みます。ところが、予想外の組み合わせで的中してしまう。この予想外の的中は嬉しい反面、軸馬を信頼して他の馬券も買っていた場合は、大きな損失につながる可能性があります。そのため、「たて目」は競馬予想の難しさを象徴する言葉として、競馬ファンによく使われています。軸馬が来なければ予想は外れる、そう思っていた矢先に、思いもよらない幸運が訪れる。この複雑な感情が「たて目」という言葉に凝縮されていると言えるでしょう。

状況 説明 感情
たて目 連勝複式馬券において、軸馬が来なかった場合に、他の購入した馬の組み合わせで1着と2着になること。 複雑な感情(悔しいけれど少し嬉しい、予想外、競馬予想の難しさ)
1番(軸)と2番、1番(軸)と3番の組み合わせで購入。1番が3着以下、2番と3番が1着と2着になる。 軸馬が外れたと思っていた矢先に、思いもよらない幸運が訪れる。
たて目を食らった たて目に遭うこと。 嬉しい反面、軸馬を信頼して他の馬券も買っていた場合は大きな損失につながる可能性がある。

たて目の具体例

たて目の具体例

競馬の馬券で「たて目」と呼ばれる現象があります。これは、自分が予想した軸馬が来なかったにもかかわらず、相手として選んだ馬たちが上位を占めて的中してしまう、少し複雑な状況を指します。

具体的な例を挙げましょう。1番の馬が軸馬として一番強いと予想し、相手として2番と3番の馬を選びました。そして、1番と2番、1番と3番の組み合わせで、馬の着順を順番通りに当てる馬券を買ったとします。ところが、レースの結果は2着が2番、3着が3番でした。1番の馬は3着以内にも入っていません。この時、軸馬として考えていた1番は来なかったにもかかわらず、2番と3番で馬券は的中です。これが、たて目と呼ばれる現象です。

一見すると的中したので喜ばしい結果のように思えますが、もし1番の馬が1着で来ていたら、1番と2番、1番と3番の馬券は両方とも的中していたはずです。的中金額も2倍になっていたでしょう。実際には1番が来なかったので、的中金額は本来得られたであろう金額の半分です。結果として損をしたと感じる人が多いはずです。特に、もし1番の馬が1着、2番の馬が2着、3番の馬が3着だった場合、非常に悔しい思いをするでしょう。本来なら2つの馬券が的中し、大きな配当が期待できたはずが、軸馬が来なかったために、配当は半減してしまいます。

このように、たて目は的中しても複雑な気持ちを抱かせることが多く、競馬予想の難しさを示す一例と言えます。軸馬が来ない場合のリスクを考慮し、複数の軸馬を設定したり、軸馬が来なくても利益が出るような馬券の買い方を工夫するなど、様々な対策を講じることが大切です。

状況 軸馬 相手 結果 的中 感想
たて目 1番 2番, 3番 2着-2番, 3着-3番 的中したものの、1番が来ていれば的中金額は2倍だった
理想 1番 2番, 3番 1着-1番, 2着-2番, 3着-3番 2つの馬券が的中し、大きな配当が得られた

たて目と買い方

たて目と買い方

競馬でよく耳にする「たて目」とは、予想した軸馬が2着に入り、相手馬が1着になるという悔しい結果のことを指します。せっかく軸馬を的中させたのに、順番が入れ替わるだけで払い戻しが大きく変わってしまう、まさに競馬の難しさを感じさせる現象です。たて目を食らわないためには、軸馬選びが何よりも大切です。軸馬とは、レースで1着になると予想する馬のこと。この軸馬がしっかりしていれば、たて目を食らう可能性も減ります。では、どのように軸馬を選べば良いのでしょうか。

まず過去のレース成績をよく確認しましょう。安定して好成績を残している馬は、軸馬として信頼できます。特に、今回と同じ競馬場や距離での成績は重要な判断材料となります。次に、馬場状態との相性も考慮すべき点です。芝の状態が良馬場なのか、重馬場なのかによって、得意な馬は変わってきます。過去のレースで、どのような馬場状態の時に好走しているのかを確認しましょう。さらに、騎手との相性も重要な要素です。同じ馬でも、騎手との組み合わせによって走りが変わることもあります。騎手と馬の過去のコンビ成績をチェックすることも大切です。

軸馬は一つに絞らず、複数設定するのも有効な戦略です。一つの軸馬に絞り込んでしまうと、その馬が来なかった場合、大きな損失に繋がります。複数の軸馬を設定することで、リスクを分散させることができるのです。

また、馬券の種類を変えるという方法もあります。例えば、連勝単式馬券。これは、1着と2着になる馬を馬番の順番通りに予想する馬券です。連勝複式馬券に比べて配当は高くなりますが、たて目を食らう心配はありません。

このように、軸馬選びや馬券の買い方を工夫することで、たて目を食らうリスクを減らし、的中する喜びを味わうことができるでしょう。

たて目対策 詳細
軸馬選び
  • 過去のレース成績を確認(競馬場、距離)
  • 馬場状態との相性をチェック
  • 騎手との相性も考慮
  • 軸馬は複数設定も有効
馬券の種類 連勝単式馬券

たて目と競馬予想

たて目と競馬予想

競馬の予想をする上で、「たて目」という言葉はよく耳にするでしょう。たて目とは、予想が全く外れてしまうことを指します。例えば、1着と2着を当てる馬単で、選んだ2頭が全く入着しなかった場合などが、たて目に該当します。たて目は、競馬予想において常に付きまとうものです。どんなに綿密な予想を立てたとしても、馬の調子や展開、騎手の判断など、様々な要素が絡み合い、予想外のことが起こるのが競馬です。ですから、たて目を食らう可能性は常に念頭に置いておく必要があります。

たて目を避けるためには、いくつかの工夫が考えられます。まず、一点集中で高配当を狙うのではなく、ある程度の点数で勝負することが重要です。1点勝負は当たれば大きな利益になりますが、外れた場合は損失も大きくなります。一方で、複数の組み合わせで馬券を購入すれば、的中確率は上がります。もちろん、点数を増やしすぎると利益が減ってしまうため、適切な点数を見極めることが大切です。

また、馬券の種類を工夫するのも有効な手段です。例えば、馬単や三連単といった高配当を狙える馬券は、的中させるのが難しい反面、たて目を食らうリスクも高くなります。一方、複勝やワイドといった、比較的予想しやすい馬券であれば、たて目を食らう可能性は低くなります。もちろん、配当は低くなりますが、的中させることで資金を減らさずに、次のレースに繋げることができるというメリットがあります。

さらに、過去のレース結果を分析することも重要です。出走馬の過去の実績や、コースとの相性、騎手との相性などを分析することで、より精度の高い予想を立てることができます。そして、たて目を食らったとしても、なぜ予想が外れたのかを分析することで、次の予想に活かすことができます。競馬は予想が難しいからこそ、奥深く、そして面白いと言えるでしょう。たて目を食らったとしても、それは競馬の醍醐味の一つと考えて、次に繋がるように、しっかりとレース結果を分析し、今後の予想に役立てていきましょう。

たて目と競馬予想

たて目のまとめ

たて目のまとめ

競馬でよく耳にする「たて目」について詳しく説明します。たて目とは、軸とする馬が来なかったにも関わらず、他の馬の組み合わせが的中し、結果的に的中と損失が入り混じる現象のことを指します。軸馬は、自分が最も信頼する馬であり、その馬を中心とした馬券の買い方を組み立てます。例えば、単勝や複勝といった軸馬が必ず含まれる馬券だけでなく、軸馬が1着になることを前提とした馬単や3連単なども購入することが一般的です。ところが、この頼みの綱である軸馬がレースで敗退してしまうと、せっかく他の馬を正確に予想していたとしても、軸馬が絡んだ馬券はすべて外れてしまいます。これがたて目の第一段階です。

一方で、軸馬を外した馬券、例えば軸馬を抜かした馬連やワイド、3連複などを購入していた場合、これらが的中することがあります。これがたて目の第二段階です。軸馬が来なかった悲しさと、他の馬券が的中した喜びが同時に押し寄せる、複雑な感情がこのたて目の特徴です。的中した馬券の配当によっては、損失を補填できる場合もありますが、多くの場合、軸馬が絡んだ高配当馬券への期待が大きいため、結果的には損失となることが多いでしょう。

たて目は、競馬予想の難しさを象徴する現象の一つと言えるでしょう。どれだけ綿密な予想を立て、軸馬を選定したとしても、必ずその馬が勝つとは限りません。競馬には様々な要素が絡み合い、予想外の展開が起こることも珍しくありません。だからこそ、たて目のような結果も想定内として受け入れる広い心構えが大切です。たて目を経験することで、軸馬の選定方法や馬券の買い方など、自身の予想スタイルを見つめ直す良い機会にもなります。そして、たて目を食らった悔しさをバネに、より精度の高い予想を目指し、競馬の奥深さを楽しんでいくことが重要です。

段階 内容 結果 感情
第一段階 軸馬がレースで敗退 軸馬が絡んだ馬券は全てハズレ 悲しみ
第二段階 軸馬を外した馬券(馬連、ワイド、3連複など)が的中 的中と損失が入り混じる 悲しみと喜び