
競馬で夢を追う!ころがし戦略
「ころがし」とは、競馬で儲けたお金を次のレースに全て賭ける買い方のことです。最初のレースで勝ったお金を、次のレースの馬券を買う資金にします。そして、もしそこでまた勝てば、その儲けたお金をさらに次のレースに賭けます。これを繰り返すことで、まるで小さな雪玉が坂を転がるごとに大きくなるように、うまくいけば少ない元手で大きな利益を得ることができます。この様子が雪玉を転がす動作に似ていることから、「ころがし」と呼ばれるようになりました。
例えば、千円で馬券を買い、それが五千円になったとします。すると、次のレースにはこの五千円全てを使って馬券を買います。もしそこでまた勝って二万円になったら、その二万円でさらに次のレースの馬券を買う、という具合です。このように、勝つたびに賭ける金額が大きくなるので、短時間で大きな利益を得る可能性があります。これが「ころがし」の魅力であり、多くの人を惹きつける理由です。
しかし、「ころがし」には大きな危険も潜んでいます。一度でも予想が外れると、それまでに積み上げてきたお金は全てなくなってしまいます。最初のレースで勝っても、二回目のレースで負けたら元の手持ちのお金も最初の勝ち分も全て失ってしまうのです。三回、四回と連続で勝つのは簡単ではありません。ですので、「ころがし」は非常に危険度の高い賭け方と言えます。まるで綱渡りのように、一歩間違えれば奈落の底に落ちてしまうような、まさにハイリスク・ハイリターンな方法と言えるでしょう。競馬を楽しむ一つの方法として知られていますが、その危険性をしっかりと理解した上で、慎重に行う必要があります。決して熱くなりすぎず、冷静な判断を心がけましょう。