付加賞

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レースに関する用語

付加賞:競馬の奥深さを知る

競馬においては、様々な賞金が用意されていますが、その中に「付加賞」と呼ばれるものがあります。これは、普段行われているレースとは少し異なる、特別なレース、つまり特別競走に設けられています。 この付加賞は、一体どこから来るのでしょうか。実は、馬主が支払う登録料の一部が、賞金に上乗せされるのです。馬主とは、競走馬を所有する人のことで、彼らがレースに出走させる際に登録料を支払います。この登録料の一部が、付加賞としてプールされ、1着から3着になった馬たちに分配される仕組みとなっています。 付加賞の配分は、1着馬が全体の7割、2着馬が2割、そして3着馬が1割と決まっています。つまり、1着でゴールした馬が最も多くの付加賞を受け取ることができ、2着、3着と順位が下がると、受け取れる金額も少なくなっていきます。 この付加賞は、馬主にとって大きな魅力となっています。なぜなら、付加賞があることで、レース全体の賞金が増え、より多くの賞金を獲得するチャンスが増えるからです。このため、より多くの馬主が馬を出走させようとするため、レースへの出走馬が増える効果があります。 出走馬が増えるということは、それだけ実力のある馬が集まる可能性が高まり、レースのレベルが上がることに繋がります。また、賞金が高額になればなるほど、より強い馬、有名な馬が出走する可能性も高くなります。 結果として、レースの質が向上し、見ている競馬ファンも手に汗握る、白熱したレース展開を楽しむことができるのです。このように、付加賞は、馬主、競馬ファン双方にとってメリットのある仕組みと言えるでしょう。