
競馬を支えるトータリゼータシステム
競馬を楽しむためには、まず勝馬投票券を購入する必要があります。この投票券は、昔ながらの競馬場や場外発売所だけでなく、近年ではインターネットや電話でも購入できるようになり、ますます手軽に競馬が楽しめるようになりました。
競馬場や場外発売所では、マークシートを使って投票券を購入します。このマークシートには、様々な種類の賭け方が用意されています。例えば、一着の馬を当てる単勝、一着から三着までに入る馬を当てる複勝、二頭がどの順番で一着と二着になるかを当てる馬単などがあります。他にも、枠番で一着と二着を当てる枠連、二頭が何着でもいいので一着と二着になる馬を当てる馬連、選んだ二頭が三着以内に入れば良いワイド、三頭の馬がどの順番で一着、二着、三着になるかを当てる三連単、三頭が何着でもいいので一着、二着、三着になる馬を当てる三連複など、多様な賭け方から選ぶことができます。
マークシートに希望の馬番や枠番をマークしたら、窓口の係員に渡すか、自動投票機に挿入して購入します。インターネットや電話で購入する場合は、それぞれのサービス提供会社の指示に従って操作します。いずれの場合も、購入限度額が設定されているので注意が必要です。
こうして全国から集められた投票券の売上情報は中央のコンピューターシステムに集約されます。レースが終わると、このシステムによって集計が行われ、払戻金が計算されます。的中した投票券を持っている人は、競馬場や場外発売所、またはインターネットで購入した場合は指定の口座で払戻金を受け取ることができます。